バックと円周率と内臓と。

バックとかベットとか

もう何年も前から気になって気になって仕方がない事案。bagをバックと言ったりbedをベットと言ったりする人達ってなんなのだろうか。sensorがセンサやセンサーにブレるのとはまた違って明らかに違う言葉になっている。多分日本人*1は促音便*2の後ろに続く濁音の発音が苦手というか馴染みが無いので言い難いのかと推測するけどだからと言って言いやすい言い方していいもんでもなかろう。個人的にはバッグもベッドも言い難いとは思わないが、イタリア語のTagliatelle(カタカナ表記ではタリアテッレ)やbello(同じくベッロ)などの促音便+ラ行は違和感を覚える語だ。でもなぁ、You have to go to bed.と言ったつもりがYou have to go to bet.じゃぁ何のことやら・・・
多分指摘するとウゼェーって思われるんやろなぁ(^^; でも会社の隣の席の人が「代替」を「だいがえ」と読むのはいい加減にして欲しい。

円周率が3

円周率を3であると言うことは正解でもあり誤りでもある。勿論3.14でも正解であり誤りであることに変わりはない。では何によって正解が決まるのか、それは求められる答えの精度だ。
例えば直径6mの円形の花壇の周りにロープを張りたい時にだいたいどれくらいの長さのロープが必要か?という時には円周は直径の約3倍強(つまり円周率が3で、しかも3を越えること)であることを知っていればだいたいの答えが得られるからそれはそれで良いわけで、そこで3.14を持ち出して18.84mと答えるのは状況的におかしい。まぁ普通の人はそこで19mとか20mとか答えるとは思うけど。
またある問題で小数点以下4桁まで解答せよって書いてあればπとしては少なくとも 3.1415(若しくは3.1416)を使うべきだろう。


一部の学年で円周率を3として教えられたというが、真実は知らんけどあれは都市伝説で実際のところは「3と教えても良い」という但し書きだったというのをどこかで読んだ。いずれにせよ円周率は3じゃなくて3よりちょっと大きいことと、無理数であることだけ知っておけば日常生活には何も困らないし、仮に3だと教わったとしてもそれでレッテルを貼るほどのことではないと思う。
ちなみに精度が下2桁で良ければ22÷7で代用するもよし。精度が下6桁まで必要であれば355÷113で代用も可。

内蔵と内臓

パソコン通信の時代から数えるとだいたい二十数年もの間、普通の人がパソコン上で書く文章を見てきたがいまだに時々内蔵と内臓を間違えているのを見かける。言うまでもないが内臓はからだの内部の腔所にある諸臓器の総称であり、内蔵とは(PC界隈では)周辺機器がコンピューターの内部に格納されていることだ。
かつてFEP(FrontEndProcessor)と呼んだもの、今ではIME(InputMethodEditor)と言ったりするけど日本語入力としてはやってることは昔から変わらない。人がひらがなを入力する→変換キーを押す→変換候補が表示される→人が確定するだ。まず内臓HDDなんて恥ずかしいことを書いたまま世に文章を晒している人は公開する前に何度も自分の書いたものを読み返して欲しい。文章として読みやすいか、誤字は無いか、同じ言い回しを何度も使ってないかとかね。所謂推敲を少しでもすれば内臓GPUとか目にすることも減るんじゃないだろうか。
もう1つはIME側の問題。ボク個人はMS謹製のものがあまりにバカ過ぎる*3のでGoogleIMEを使ってますがだいたいどのIMEにも辞書があって確定頻度によって初期候補として表示するものの優先順位を変えるよう学習機能が付いている。なので「ないぞう」→「内臓」で確定してしまうと例えそれを消して「内蔵」と修正したとしてもやっぱり次からは「内臓」が先に出てしまうので確定する前に変換候補を「内蔵」にしてから確定するよう心がけるとそのうち優先順位が入れ替わってストレスも無くなるんじゃないかと思う。
あと1つ付け加えるとしたらいい加減にオッサンは単文節入力をやめるべきかと。「ないぞう」「されている」と別々に入力・変換をくり返すから「内臓されている」となってしまうわけで、「ないぞうされている」を変換すると(IMEがおバカでは無い限り)「内蔵されている」と正しい変換結果が得られる。日本語には「内臓されている」という表現は無いからね。
日々の細かい積み重ねでストレスを減らそう。

*1:日本語のネイティブスピーカー

*2:所謂小さいつ「っ」とか

*3:「おんどせんさ」を変換すると最初の候補が「温度船さ」な時点でアホ確定