運転中に携帯電話を使用すると違反行為となり罰金が科せられることはご存知であろう。「運転中に携帯電話等を手でもって、通話のために使用したり、画像を注視する行為」という定義で具体的には・・・
・運転中に、携帯電話を手に取り、かかってきた電話に出る。
・運転中に、携帯電話を手に取り、電話をかける。
・運転中に、携帯電話を手に取り、メールをする。
・運転中に、携帯電話を手に取り、WEBサイトをみる。
などに加えて
・運転中に、携帯電話を手に取り、ゲームをする。
・運転中に、携帯電話を手に取り、操作をする。
・運転中に、無線機のマイクを手に取り、通話をする。
なんてのも対象となるようだ。

だがどうしたことか街で見かける車の2割程度は携帯電話を片手に話しながら運転している。おかしいじゃないか。法改正されて厳しくなったにも関わらず違反者が多いってのはどーいうことか<規制の本質の危険度が全く理解されてないとしか思えん。

あまり詳しくは調べてないのだがこの規制の本質はこんなところか。
①携帯電話を操作する=わき見は危険だ
確かに正論ではあろう。仮にメールチェックに1秒かかったとしよう。時速50kmで走る車は1秒あれば14mぐらい進む。十分に事故れるな。これについては何も異論は無いがもうひとつ隠れた本質として
②携帯電話(または無線機)で会話していると反応時間が著しく遅れる
というのがあると思う。
某保険会社の調査では飲酒運転にギリギリひっかかる程度の飲酒量の人に比べて携帯電話で話をしながら運転している人の方が圧倒的に反応時間が遅いのだそうな。

・・・どうしてこう、お上の決める規制は抜け穴だらけなのだろう。

上で挙げた具体例では「手に取り」というところがミソでハンズフリーな会話は規制対象外。ということは②の可能性は十分に潜んでいるわけだが・・・携帯で話をすることと助手席に乗っている人と会話することに違いはあるのか?
というのが一つ目のおかしいと思うところ。
もうひとつは携帯を操作するとわき見運転になると言うならカーナビの操作やCD・MD・カセット・ラジオ類の操作はいいのか?というのが二つ目におかしいと思うところ。

いつの日にか車は完全に自動になり自律した乗り物とならんかな。
乗って行き先を告げればあとは何もしなくてもいいとかね。
まぁそうしてしまうと運転という行為の楽しさを人から奪ってしまうことになるのだが事故って人の命を奪うよりは数倍マシだろ。