我々もなめられたものだ。

社保庁全職員 賞与の一部を自主返納へ

年金記録問題で、社会保険庁は25日、全職員とOBに対し賞与の一部を自主返納するよう求めると発表した。

なんで自主返納なのか。返納しようがしまいがどっちでもいいわけだろ?じゃぁ返納なんかしないに決まってるじゃん。どうせ職員は「なんでオレが返納しなきゃいけないんだよ」程度にしか思ってないんだろ。こんな子供騙しを発表する程度で国民の怒りが収まるとでも思っているのだろうか。まったくおめでたい。
新聞にも「年金記録漏れ問題への反省の意を示すため」とか書かれているが反省するなら強制返納だろ?って言うか最初から減額支給しろよ。なんで一旦全額支給してから返納とかするんだよ。ちっとも反省の色が見えんな。


世間の一般企業ではこんなバカみたいな不祥事起こしたら役員は当然失職だし賞与なんか出るはずもない。
なのに。
賞与@wiki にはこんな恐ろしいことが書いてある。

なお、国家公務員は法律で、地方公務員は条例によって定められ、期末手当・勤勉手当(略して期末勤勉手当ともいう)といい、6月30日・12月10日に支給される事が多い。支給額は、基準となる特定の日(基準日)に当該職に在籍しているかどうか・在籍している場合はその者の基準日以前の在籍期間によって算定される。

『在籍期間によって算定される』ってなんだそれは。もらって当然なのか。そうなのか。ふーん。どんだけ不祥事を起こそうと在籍さえしてれば賞与出るんか。しかも国民の血税から。すげーな。


話が逸れた。
どうやら階級が上のものは全額返納するらしいが一般職にいたってはわずか1/20の自主返納を求めるにすぎない。50万もらうとしたらたったの2万5000円だ。たったの2万5000円を差し出したことで禊ぎが終わるとは思っていないだろうな。てかよー、何で階級によって比率を変える必要があるんだ。全員一律50%とかでいいじゃん。一番人数が多い一般職が一番返納比率が低いとはどういうことか。今回の事件を最も真摯に受け止めてこれからの仕事をやっていかねばならない末端戦闘員がたったの2万5000円程度の返納ではまったく堪えないだろうな。

それから。
最終的に返納額のトータルがどれくらいになったのか発表されるのだろうか。
返納された金は何に使われるのだろうか。
予想としては自主返納を呼びかけたが思ったほど返納されず10億とか言ってた返納額合計がせいぜい2、3億にとどまる予感*1。もちろん返納された分は年末賞与に上乗せに100ドニア。

*1:もしかしたらもっと低い水準かもな