拙者のblogネタの中でネットから拾うものの元記事ははてブにキープしておいて後でそれを元にあれこれほざいたりするわけだが、暫くさぼっていたので結構溜まってしまった。少し消化するか。


お金では部下はやる気にならない
会社の体制が変わったりなんだかんだでかつては部下がいたこともある。部下といっても業態が業態なので直接的に仕事の指導をするわけではないのだが給与・賞与査定なんかはしていたし、査定のために面談は行っていた。例えば3月ぐらいに昇給のための査定を行い、その時に次年度の目標を掲げさせたりするわけだがほとんどの者が半年後とかに面談しても胸を張って目標達成しましたとはならなかった。ぶっちゃけて言えばこの目標なんてのはあるけども無いようなもんでこちらとしてもその達成度を云々は言わない。ただ、心あらば会社絡みで目標を立てさせられて何かに取り組むのではなく、誰にも評価されないとしても自分のスキルアップのための努力は惜しまないで欲しいと願う今日この頃。
うちの会社はこのへんがきっちりしているわけではないのだが、こういう面にうるさい会社もあるだろう。でも例えばオラクルの認定試験に合格すれば資格手当で毎月1万円出るという事実があっても真剣にそれに取り組む人間は少ない。まぁ資格を持っている=仕事が出来るということではないことをほとんどの者はわかっているので自分の携わる業務に直接的に関係が無ければ興味が湧かないのも仕方がない。リンク先ではこう言い切っている。

「人間はお金以上に自分の能力や実績を承認されることにこだわる」という性質がある

これは真理だと思う。確かに手取り12万とかなら何かで毎月1万の手当が付くのなら本気で取り組むかもしれないが独身30才で手取り25万とか30万あれば金はいいから・・・みたいな感じなのだろうかと思わないでもない。


管理職のためのハッカー FAQ
これは随分昔からある有名な文書。ハッカーの習性が理解できない管理職のためのFAQといったところか。で、こんなことを言うまでもないのだがここで言うハッカーは正に本来の意味のハッカーである。
この中の3章0節にこうある。

3.0: うちのハッカーはよくやってますので、私としては彼に報酬を与えたいのですが。

素晴らしい! 多くのハッカーが自分の仕事と引き換えに受けたいと思うものの幾つかを以下に挙げます。

1. 尊敬
2. 称賛
3. 賛辞
4. 理解
5. 高価なおもちゃの割引
6. お金

まるっきりその通り!と思う拙者は・・・ハッカーか?

3.2: 私には理解できません。私はうちのハッカーに著しい昇進をオファーしたのですが、彼女はそれを拒絶し、まるで傷つけられたかのように振る舞ったのです。

もしあなたが報酬を申し出るなら、肩書きにおける昇進、可能な給料の引き上げ、そしてちょっとした賛辞を考慮することです。あなたが彼女の業績に満足していることを確かに知らしめること、それこそが彼女が求めるものなのです。

ふはは。世の管理職に就いてるおっさん共には理解しがたいやろなぁw


橋下知事へ「府職員も大阪府民やで!人件費カットで誰が笑えるねん!ほんまに大阪がよくなること考えて行動してや!」
6/4に投稿されて既に「吉田みえこ」でググると900超もヒットするプチ時の人。まぁ呆れるというか失笑の対象となっているとかそういう類なわけで、この記事に対してのblogは結構書かれているが拙者も何か罵声を浴びせておこうかと思う(ぇ

知事が145万円も給料もらっているのと大きく違います。手取り、34.5万円ほどの給料で家族を養っている私たちが、一体どれだけ贅沢なことができると思ってはるのですか。

なんで知事と比べるかなぁ。『社長の給料は145万やけど、社員の自分は手取り34.5万しかもろてへん』てことだよなー。基地外ですか。そうですか。トップの背負っている責任とリスクは社員には理解されないもんなのだろうか。しかも「一体どれだけ贅沢なことができると」って、あんた。贅沢したいのなら教員なんかやめて一般企業に勤めりゃいいやん。もし能力があるんならもっと高い給与が貰えるだろうし贅沢もできるわな。大体どこのご家庭でも収入に見合った暮らしをするもんだという認識が欠如しているとしか(ry

当選当初、若い職員と話し合いをする知事の姿がテレビ放映されました。その時、若い女性が「私たちがどれほどサービス残業しているのか知事は知っているのですか」と切りこんでいました。この女性は後日配置換えになり今はどこで仕事をされているかわかりません。

あーあの極左活動家の人のことっしょ。で、「私たちがどれほど・・・」の私たちの中に発言した活動家のねいさんは含まれていないと。つまらないオチだ。配置換えは妥当だと思われ。


んで、叩かれているのは結局手取り34.5万を薄給だと言ってしまったところなんかなぁ。拙者の中高からの知り合いはみなさんいいところで働いておられるので34.5万は薄給に見えるかもしれんけど拙者には薄給には思えないし、コメント見る限り世間の多くのご家庭はそれより低い手取りでも十分それなりに暮らしている。書いた当人はそのへんの世間とのギャップに気付いてないところが痛いな。こんなに頑張って働いてるのに手取り34.5万しかないねんでっ!って言われても業績が悪けりゃ賞与はおろか給与だって減るもんだし。ましてや大阪は破綻寸前なのに贅沢できんようになるから給与は下げるなって。そら怒りや失笑を買っても仕方ないわなー。
ちなみに拙者の前にいた会社は業績が良くなかったので昇給はなかったです。賞与も通年で0.5ヶ月とか。寸志だわさ(T_T)


それにしても妥当な給与ってのは難しいよね。本来は顧客満足度=報酬なんだろうけど教員のような直接的な商売ではない場合、実に難しい。いっそ面倒見てる生徒のご家庭全部に満足度アンケートでも採ってそれを元に分配でもしてみたらどうですやろか。少なくとも見かけの拘束時間を長くして頑張ってるフリをしてるだけの下衆は排除できるんじゃなかろうか。