いや、好きな映画なんですけどね。1982年だから中3の時かー。あの頃は超B級も含めてカンフー系映画が地上波で数多く放送されて良かったなぁ。

・・・で。この少林寺の中で主演のリー・リン・チェイ(いまやジェット・リーとして世界的なハリウッドスターになりましたが)がヒロインの可愛がっている犬を喰っちまうところがあるんですな。
誤って窒息死(圧死?)させてしまった犬を一旦は墓を作って埋めるものの普段は修行僧として肉系の食事をしていないためか結局竹やぶの中で火をおこしてその犬を焼いて食べると。それに他の修行僧や監督者であるユエ・ハイ(だっけ?蟷螂拳の得意な方)まで一緒に喰っちまうと。
むはー。多分今では考えられんだろうなぁ。いま犬を喰っちまうシーンがある映画なんか公開したらそれこそ各方面から抗議殺到の予感。昔は大らかで良かったというか、昔は世界の常識を知らなかったというか。

まぁ肉を食ってはいけないという戒律は良くわかる。肉を食うには何らかの殺生を行うわけでそれが許されないことだから。だが犬はダメって理由が良くわからん。捕鯨問題と同じかのう。「鯨は知能が高いから」みたいな理由も聞いたことがあるが・・・「はぁ?」って感じだ。
賢いからとか可愛いからとかそういった理由で喰ったり喰わなかったりするのはどうかしてるとしか思えない。喰う・喰わないの基準は美味いか不味いかじゃないのか。