Misc.だ、Misc!

CNET Japan Blog - 佐々木俊尚 ジャーナリストの視点:毎日新聞連載「ネット君臨」で考える取材の可視化問題

 ネットもやってないしましてやマスコミの人間でもない人にはいまいちピンと来ない話なのかも。
自分は87年ぐらいからネットワーク上のコミュニティというものに関与しているので足かけ20年ほど
自分でもどっぷりと思うぐらい浸かっている。確かに20年前はネット人口も今ほどではなく黎明期と呼べる
ものであったので現在のネット(=インターネット)ほどには悪意に満ちてはいなかったように思う。
まぁ当時のパソコン通信ではハンドルネームは使うものの大手はきちんと登録しないとダメだし草の根に
したって入会時に本人確認とかしてたところもあったので完全な匿名ではなかった。完全な匿名が保証される
わけではないので自ずと自身の発言にも少なからず責任は持っていたかもしれない。
 というか、ネット=インターネットの時代になって初めて匿名という概念が生まれたと言ってもいいかも
しれない。まぁ匿名とは言いつつも追跡に手間がかなりかかるだけで完全な匿名はほぼ無いと言って
いいような状況ですが。


でだ。件のエントリーを読んでいただくとあぁマスコミって恐ろしいなぁと感じる。ここではたまたま毎日
新聞社の例となっているが他社だって他局だって同じようなものだろう。普段全く新聞を読まない人は新聞に
掲載されている内容はどこも似たり寄ったりじゃないの?と思っているかもしれない。だがそれは幻想。
現実にはそれぞれの新聞社の方向性がモロに書かれていることがほとんどだ。一般の人は二紙も三紙も
購読しないので複数の新聞の同じネタに対して書かれた記事を読み比べることは無いと思うが機会があれば
是非見比べてみてもらいたい。


同エントリーの中にこれまたマスコミの慢心を露呈させた話が書かれている

郵政解散でわれわれは絶対に小泉を勝たせちゃいけないと思ったんです。それで徹底的に反小泉の論調を張り、小泉の側に立つ政治家たちの不祥事や問題を洗いざらい調べ上げた。そうやって投開票日を迎え、われわれとしては小泉自民党は選挙に負けるだろうと思いこんでいたのに、蓋を開けてみたらまったく逆の結果だったんです。その後の編集会議はまるでお通夜のようで、言葉も出ませんでした」

昔なら世論はマスコミの思惑通りに動いたかもしれない。だが現在ではインターネットという「もう一つ」の
マスメディアが存在する。自分はネット側の人間だから思うのかもしれないがマスコミ側のスタンスが世論と
乖離しつつあるように思う時がある。


良く言われることだがインターネットに溢れる情報は玉石混淆。長くネットに浸っていると自然と何がガセで
何が真実であるかとか掲載された文章の真意とかだんだんわかってくるようになる。わかってくるようになる
というか感じるようになるというか。そういったネチズンの目は古のマスコミの手法ではだんだん欺けなく
なってきているのではないだろうか。これからネチズンは増え続けネットと全く接点を持たないまま生活する
人との割合がそのうち逆転するだろう。


うーん。論点が絞れない文章でいまいち_| ̄|○


まぁ媒体は何であるにせよそこに文章があればいくらかはその書き手の思惑が含まれているわけで、普通は
自己の論旨を正当化して賛同者を増やすような効果を期待する内容だとは思う。それの程度の差だけの問題
なのかもしれないなぁ。例えば・・・
韓国は『なぜ』反日か?
ここに書かれていることだって100%事実だとは言い切れない。一応ソースは記載されているので暇な人は
いちいちチェックしてみればいいのだがそういう物理的な制約もあって書いてあることを鵜呑みにする人が
アトを絶たないんだろうかと思ってみたり。上記サイトは内容的にはモロ右よりなんだがそれは即ち書いた
人物の思想そのものに他ならないと思われ。


・・・こういった類の文章はネット上にたくさんあるが、上記サイトの内容に限って言えば話半分と受け取って
も十分に憤りを感じるw*1
我が母上もご多分に漏れず冬ソナを熱心に見ておられたが上記サイトを読むとどんな反応を示すかな。
という拙者も何回かチャングムは見てましたが(ぇ

*1:このサイト読んで嫌韓派になりました