金が無いからに決まってんだろ
半年ほど前に拙者のはてブにスクラップされた記事について。
若者がモノを買わない理由--インターネット依存、低い上昇志向・・・
もうタイトルだけでおっさん連中による若者叩きであることは窺い知れるのだが・・・
上記リンクによれば『M1・F1総研』てところが調査・レポート作成したのだそうな。ま、この『M1・F1総研』てのは電通60%でリクルート40%のベタベタなマスコミ寄りのところなんですけどね。ちなみにM1/F1てのは
テレビ視聴率集計区分の1 つで、男性20〜34 歳をM1 層、女性20〜34 歳をF1 層と呼びます。
だそうです。
さて本題。このレポートによれば9つの仮説を検証し、若者がモノを買わない理由として5つの要因が、想定する背景をともなって「消費力」に影響を与えることが証明されたと断言している。その5つとは・・・
- 将来に対する不安
- 貯蓄志向が高い
- 低い上昇志向
- いいモノを欲しいという欲求が低い
- 固定化された人間関係(交友関係の開拓意欲が低い)
- 他人に触発されてモノを買う経験が少ない
- 漠然とした結婚意識
- 今やりたいことをやっておきたい意識が低い
- インターネットへの依存(インターネットの利用時間が長い)
- M1:情報が多すぎて調べるのが面倒になり、購入を中止した経験が多い
- F1:ネットで調べている間に何を買ってよいかわからなくなった経験が多い(未婚者)
その他、ボツになった仮説としては以下の4点。
- 通信費の圧迫
- 満たされた少年期の環境
- 趣味への注力
- ご褒美消費への移行
だとさ。
いちいちつっこむのもアレなんでやめておくけど端的に言えば『金が無い』だな。もっと正確に言うなら『無駄遣いする金が無い』か。インターネット普及のおかげで買おうと思った商品について事前に調べられるので広告に煽られて半ば衝動的に買い物するなんてことは随分減ったことだろう。まぁネットの行き渡ってない世代は昔ながらにTVCM等に騙されて買い続けてるかもしれんけど、これからそういう世代は減る一方だしな。
いいモノを持ちたいという気持ちは良くわかる。但しそれは『本物志向』であって決して『上昇志向』ではない。フォトジェニ買うぐらいなら頑張ってフェンジャパ買っとけと言われる理由はフォトジェニをフェンジャパと弾き比べてみればわかる。楽器やスポーツ用具、工具などは一流のモノを買うべきだ。だがそういうモノを持っている自分ってスゴイとかカッコイイとかいう価値観じゃないんだよなー。拙者の周りには幸い見当たらないがいいモノ買ってそれ自体を自慢するヤツってものすごバカっぽいw
上記5番目の要因ってM1/F1層を小バカにしてるのかと。そんなやつおらんやろ。現実は「色々調べている間にそれほど良い商品でないことがわかった」とか「色々調べている間に自分には不要なものであることがわかった」じゃないのか。なんでもかんでもネットのせいにしとけばいいのでマスコミにくっつくコバンザメのレポートとしてはまぁこんなもんか。
もうね、パチンコ撤廃すりゃいいじゃん。市場規模は約30兆円なんだろ。パチンコがこの世からなくなればその30兆円が確実に日本経済を活性化するね。こんなこと小学生でも言える程度のことだがw