crypt32由来のエラー(イベントID 8)が発生する件

アプリケーション ログにイベント ID 8 が出力される

【原因】
この現象は、ルート証明書の更新コンポーネントが有効になっていて、コンピュータがインターネット上の Windows Update サーバーに接続できない場合に発生することがあります。ルート証明書の更新コンポーネントは、Microsoft Update サーバーから一定の間隔で、信頼されたルート証明機関を自動的に更新します。

【解決方法】
この問題を解決するには、インターネットに接続するか、ルート証明書の更新コンポーネントを無効にする必要があります。ルート証明書の更新コンポーネントを無効にするには、次の手順を実行します。

1. コントロール パネルの [プログラムの追加と削除] をダブルクリックします。
2. [Windows コンポーネントの追加と削除] をクリックします。
3. [ルート証明書の更新] チェック ボックスをオフにしてから、Windows コンポーネント ウィザードを続行します。

多分ほとんどの環境でこんなエラーは発生しないのだろうけど今週に入ってXPSP3をクリーンインストールしたPCで発生したので原因と対処など。

『原因』
誰がアクセスするのかは知らないが*1 http://www.download.windowsupdate.com/msdownload/update/v3/static/trustedr/en/authrootseq.txt にアクセス不可であることが原因。多分DHCPサーバーのお世話になってる環境では発生しないと思う。
発生環境としては・・・

  1. 静的IPアドレスを割り当てている
  2. 自動構成スクリプトを使用している
  3. プロキシサーバーが設定されてない

だと思う。
通常は自動構成スクリプトを使用している時点で所謂インターネットアクセスは可能になるが、どうやらルート証明書の更新コンポーネントとやらは自動構成スクリプトを使用する設定にしているにも関わらずプロキシサーバーの設定を参照するらしい。普通は自動構成スクリプトを使用する場合プロキシサーバーの設定をする必要は無いのでほとんどの場合未設定のままだと思う。

だからWindows Updateは出来てるのに本件のエラーが発生することになる。そういうわけなので、上記発生環境に当てはまる場合は自動構成スクリプトを使用する場合でも一旦プロキシサーバーの設定を(必要ならポート番号も)行ってから[LANにプロキシサーバーを使用する]のチェックボックスを外すと良い。


て言うか、MSの提示する解決方法でルート証明書の更新を停止して良いものなのだろうか。そら更新チェックしないようにしたらエラーは出なくなるだろうが・・・アカンと思うんだがなぁ。