ネットワーク構成変更の巻

諸般の事情により。

元々ボクのマシンは2階のLDKに置いてあったんだが諸般の事情により1階への引越しを余儀なくされた。かつてここに引っ越してきた時に1階にもLANを引いてもらおうとお願いしたらパイプの中が一杯でもうコレ以上線を引くのは無理って言われたので1階では有線LANは使用不可能状態。当時は1階でPCを使うつもりは全く無かったのでまぁいいかと思っていたのだが今になってどうにかねじ込んでおけば良かったと思う。

ということは当然ですが。

無線LANのお世話にならざるを得ない。常用できるかどうかわからなかったので前にノートPC用に買ったBuffaloのWLI-UC-G301Nを挿してみた。2階LDKの無線ルーターであるNEC製WR8300Nとの直線距離はだいたい13mぐらい。

BUFFALO 無線LAN子機 Air Station NFINITI 11n/g/b USB用 WLI-UC-G301N

BUFFALO 無線LAN子機 Air Station NFINITI 11n/g/b USB用 WLI-UC-G301N

NEC AtermWR8300N(単体モデル) PA-WR8300N

NEC AtermWR8300N(単体モデル) PA-WR8300N

一応繋がるのは繋がるけど-60db付近と良好とは言い難い。この無線子機は10cmぐらいのフレキシブルな延長ケーブルが付属しているのでそれで向きを変えてみたり差し込むUSBコネクタを変えてみたりしたがタスクトレイの電波強度を示すアイコンは4/5からは改善しない。恐らくこの家は鉄骨ではないので単に距離だけかと思って2mのUSB延長ケーブルや5mのリピーターケーブルを使ってできるだけルーターに近くなるようにしてみたが満足行くほどは改善せず・・・。
ちなみにiPhoneもこの1階の部屋では下の●と真ん中のバーだけ。

となると残された手段としては。

有線LANは諦めるとして、まずWi-Fi中継機なるものを導入してみるのが一つの手。もう1つはPLC*1の導入。Wi-Fi中継機については色々レビューやら設置した時の記事やら読んでみたけど現行ラインナップではこれが鉄板という機種が1つもないのでちょっと保留。PLCの方もほとんどBuffaloかPanasonicの2択なんで今回はBuffaloのPLCを導入する事に決定。やっぱり有線最強ですよってことで。

BuffaloのPLCですが。

これね。設置は至って簡単。無線ルーターから有線でPLCに繋いでPLCを2階リビングのコンセントに挿す。1階ではコンセントにPLCを挿して有線でPCに繋ぐ。これだけで完了。設定も何も不要なので超簡単。いつものBNRで計測してみるとだいたい30Mbpsぐらい。無線の時はこれの半分以下だったので十分実用範囲かと(一番外側はフレッツ光プレミアムなのでMAX100Mbps<そんなに出ることはあり得ないけどね)。昔無線ルーターを導入した時に計測した数字はこちら

さて、残る機器は。

あとはWin機と共に隣で使ってるMac miniiPhoneMac miniの方は大してヘビーな通信をしないのでそのままでもいいんだけど電波強度としては-60dbぐらいなんでお世辞にも良好とは言い難い。2階リビングに設置しているママ機(Win7)もBuffaloの無線子機WLI-UC-GNを使ってるんだが無線ルーターとの距離が1m強しかないので-40dbと非常に良い状態。そこでMac miniも有線にしてやれと物置から古いスイッチングハブを引っ張りだしてきてPLCからハブに繋いでWin機とMac miniをぶら下げることにした。

iPhoneはどう足掻いても有線化は無理なのでMac miniでインターネット共有してそこにぶら下がることにした。これなら同じ部屋だから電波強度は非常に強いので問題なしと。

最終的にどうなったかというと。

と、こんな感じで。繋がるもので繋いでないのはレグザぐらいやなぁ*2

電波強度について


inSSIDerでログったもの。一番左の-60db付近のやつがボクのPC(Win機)設置場所付近。-55db付近のが1つ隣の部屋で無線ルーターに近い方。-40db付近までいってるのはほぼ無線ルーターの真下に近い位置で更に頭の高さぐらいまでノートPCを持ち上げた状態。最後の-50dbあたりで落ち着いてるのはその位置で床に置いた状態。単位がdbってことは電波の強さは距離の二乗に反比例するってことだろうか。だから近づくと急に良好になるけど離れたところでは多少距離が変わってもそんなに電波の強さに変動は無いってことでしょうかね。

速度計測サイトについて

どこだったかのブログで速度計測サイトは速度計測専用のサーバーに繋がるから早いのは当然だし意味ないとか書いてるのを先日見かけたけど、確かに数字をそのままいつもの環境に反映される速度として鵜呑みにするのはアカンがこっちの経路・構成が変わった時に前の計測結果と比較するのは意味あるとボクは思うので頭っから否定するのも如何なもんかと。

PL-05Hの設置について


この写真でわかるかなぁ。本体の上部にコンセントがあってその両脇に付属のゲル状部材*3でコンセントパネルにくっついてる状態。これだと今はいいけど粘着力が落ちてくるとそのうち自重でコンセントの下端を軸に反時計周り方向に抜けてくることが既に予想される。PLC下部と壁との隙間は10〜15mmの間なのでそれくらいの厚みのスポンジゴムでも挟んでやると安心してネットできるかもしれない。

*1:Power Line Communications

*2:AppleTVがいるのであまり繋ぐ意味が見出せない

*3:上の写真では縦長の黒く写ってる物体